マリンバ奏者 田代佳代子の “毎日のこといろいろ”

コンサートまでのエピソード、マリンバを通して出会った出来事、
その日の発見など、毎日のことをいろいろと書いていく日記です。

2005年09月01日

ステキな出会い。

先日、体験レッスンにお見えになった方のお話しです。

66歳女性。
昭和20年代 小学生の頃、
生まれ故郷の秋田で、木琴を習っていたのだそうです。
先生に連れられて、のど自慢大会などで演奏をしたそうです。
お父様が木琴を入れるケースを作ってくれて、
お兄さまがそれを会場まで自転車で運んでくれるのですって。

一度だけ、あの木琴の草分け「平岡洋一先生」のレッスンを受けた事があるそうです。
綺麗なピアノの先生がご一緒で、
ドキドキして上手く弾けなかった事を覚えています、
とおっしゃいました。
音楽をずっと続けて行きたかったけど、
それは叶わなかったのだそうです。

それからあまりにも長すぎる年月が流れ、
何と45年ぶりにマレットを持たれました。

「いいですよ、弾いてみてください。
 何か覚えていますか?」
そう尋ねると、
ゆっくりゆっくりと弾き出され、
それは「荒城の月変奏曲」なのでした。
音を探りながら、最後まで弾かれたのです。

二人して涙が溢れました。

「今は、こんなに立派な木琴になったのですね。
 又、私に弾けるでしょうか・・・。」

「弾けますよ。是非弾いてください。
 あの頃の夢をもう一度、一緒に見て行きましょう。」

来週から通われることになりました。

ステキなステキな出会いでした。



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この記事へのコメント
いや〜〜音楽は凄いですね
良い出会いのお話し有り難うございます
マリンバ バンザ〜〜〜〜イ !(^^)!
まだまだ良い楽器作るぞ!!
Posted by 太鼓の井上 at 2005年09月01日 23:25
ほんとにいい話だね
君がやろうとしてることは
単なる「音楽教室」じゃないね・・・
他にもきっと、君に出会うべき人が待ってます。
Posted by 花岡 at 2005年09月02日 07:18
涙が出ました。
音楽って素晴らしいですね。
昔、20年もピアノを習っていたのに、就職してから
ずっと離れてしまっていて、7年ぶりに電子ピアノを買って
再び弾き始めました。勘が戻るのに時間がかかりましたが
今では友だちに誘われてバンドを組み、公民館で子供相手に
クラシックのコンサートを開いたりしています。
いやいや続けたこともあったけれど、本当に音楽を
やっていて良かったと、実感しています。
何年ブランクがあろうと、人は音楽でつながれるんですね。
Posted by 牛島 彩 at 2005年09月06日 12:13
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